夏に行われる参議院選挙の石川選挙区で、共産党石川県委員会は2日、村田茂氏を公認候補として擁立すると発表しました。

村田茂氏は、金沢市出身の62歳。共産党県委員会の国政対策委員長を務め、2019年に金沢市議会議員選挙、2024年の衆議院選挙では石川1区から立候補しいずれも落選しています。

村田氏は、党が掲げる消費税5パーセントへの減税をはじめ、物価高騰に負けない中小企業の賃上げの実現などを進めていきたいと意気込みを語りました。

村田茂氏「地域を回ると本当に今の物価高騰の中、大変な生活をなんとかしてほしいという声があちこちで聞こえてくる。能登の人たちの生活・住宅再建に対しての応援になるのではないかと考えても、消費税の減税をぜひ実現させたい」

また、県内の野党勢力の共闘について秋元邦宏委員長は、「一本化の考えは必要」とした上で、野党第一党の立憲民主党側から申し出があった場合には議論に応じると述べました。

参院選石川選挙区には自民党の現職・宮本周司さんと、参政党の新人・牧野緑さんも出馬を予定しています。