長野市に暮らす小学2年生の女の子がいます。夢はオペラ歌手!「リンゴ農家の歌姫」を取材しました。

長野市豊野にある果樹園。この家に生まれたのが、中村継美さん。小学2年生です。
この日、行っていたのは…「枝拾い!」せん定した枝を一生懸命集めるとっても働き者です。
そして幼稚園の頃から大好きなのが…歌!
継美さん:「自分でメロディー作ってそこから自分で歌ってた。ラララで、ずっとやってた、だから歌好きになったんだよ」
継美さんの母・静美さん:「違う畑にいても、いろんな人から歌っているの聞こえたよって言われたりして、やっぱり聞こえているんだと思って、ものすごい大きい声で歌っていた」
楽しそうに歌う継美さんをみて、幼稚園年長の夏に、初めてコンクールに出場しました。予選を通過したことがきっかけで本格的に習い始めました。
その後もメキメキと上達し、声楽の全国大会で銀賞に輝くなど数多くの賞を受賞!

この日は、3月末に行われたコンクールの東日本大会に向けて練習に励んでいました。
宮川有美先生:「いろいろなことに好奇心が多くて、引き出しがいっぱいあって、私が引き出すというよりかは最初に引き出しを持ってきてくれる」
好奇心旺盛で、新しいことにどんどんチャレンジする継美さん。今回のコンクールの曲に選んだのはー。
映画「モアナと伝説の海」の主題歌。なんと歌詞はフランス語です。
中村継美さん:「家でお風呂入りながら練習してる。お風呂響くから」
この日の課題は…曲の最後の伸ばし方と歌っていない時の表情。
宮川有美先生:「押さない方が良い最後のところ、響きのままでいけるといい。待っているときにスン…いまここは休みですってならないように」
方法を変えながら何度も何度も練習します。
迎えたコンクール。歌っていないときの表情も生き生きとしています。
そして最後の伸び…継美さんもやりきったこの表情!

結果は…1位!全国大会への切符をつかみました。
リンゴ農家に生まれ、のびのびと歌って育った継美さんの目標は?
中村継美さん:「オペラいっぱい歌いたい。(将来の夢は?)オペラ歌手!響くホールで歌いたいけど、響くホールならどこでもいい!」
全国大会は5月4日に行われます。