5月がスタートしましたが値上げラッシュが止まりません。

民間の信用調査会社によりますと加工食品や調味料を中心に478品目が値上げされたということで家計にとって厳しい状況が続いています。

石垣綾香記者
「コメの価格高騰に悩まされる中、5月もまた日々の生活に欠かせない食品が値上がりします」

帝国データバンクの調査によりますと、5月から値上げされる飲食料品は478品目で平均の値上げ率は、15%となっています。

特に値上げの品目で多いのはハムやソーセージなどの食肉加工品、カレールーなどの調味料です。

原材料の価格高騰や人手不足流通コストが値上げの理由だということです。

消費者
「カレールーを買って他の店で値段を比べてしまったりして、すぐにかごに入れるのも1回躊躇してしまう」
「コーヒーよく飲むが高くなっている。安くなってほしい。いっぱい食べたいので」
「前は1店舗でまとめて買っていたけれどそれぞれの店で安いものを購入しておいてストックして使う」

仙台市若林区のスーパー「むらぬし」では、値上げ前に仕入れた商品についてはしばらくの間、価格を据え置くことができるということです。

一方で、手数料の負担が大きいと判断し先月からキャッシュレス決済をやめ現金の支払いのみにしました。

生鮮館むらぬし 村主芳治 社長
「少しでも安いところで買おうと最近見ないお客が増えた感じ。カード会社に今まで払っていた手数料金をお客に還元しようということにした」

帝国データバンクは、2025年通年の値上げについて10月までの公表分で累計1万4409品目に上ると説明しています。

家計に厳しい状況がまだまだ続きそうです。