富山県魚津市は避難所に指定されている20の公共施設に、暗証番号で開錠できるスマートロックを導入しました。5月1日からすべてで運用開始です。

スマートロックはあらかじめ設定された暗証番号を入力すると鍵を受け取れるもので、魚津市の避難所に指定されている20の公共施設に導入されました。
これまで施設に入るときは代表者が施設から鍵を直接受け取っていましたが、能登半島地震で避難者が開錠を待たずに窓ガラスを割って入ったケースが発生したことから、暗証番号で施設を開けられるスマートロックが採用されました。

また、緊急時だけでなく体育館や調理室などを他の用途で利用したい場合も、市のホームページから予約するとメールで暗証番号が通知され、職員が不在でも鍵を開けることができます。
スマートロックの導入によりスムーズな避難が可能になるだけでなく、鍵の紛失の心配がなくなるといったメリットがあるといいます。
片貝地域振興会 平野泰正 会長
「(能登半島地震のときは)玄関が閉まっているということで玄関の前に待っていたり、駐車場で待機しているということがあった。(導入により)皆さん来られてすぐ開錠して中へ入れるようになったので安心感はあるのかな」
スマートロックは5月1日から魚津市内20の公共施設すべてで運用開始です。