北朝鮮メディアは、金正恩総書記の立ち会いのもと新型駆逐艦に搭載された巡航ミサイルなどの発射実験が行われたと報じました。金総書記は「海軍の核武装化を加速化させる時がきた」と主張しています。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信は30日、新型駆逐艦に搭載された巡航ミサイルなどの発射実験が28日と29日の2日間行われ、金正恩総書記が視察したと伝えました。

今回の実験では、超音速巡航ミサイルや戦略巡航ミサイル、対艦戦術誘導兵器などが発射されたということです。金正恩総書記は今回の実験を高く評価したうえで、「国家と海洋主権を守るために海軍の核武装化を加速化させる時がきた」とし、海軍力を強化していく姿勢を強調しました。

新型駆逐艦は弾道ミサイルも搭載可能だとしていて、韓国メディアは専門家の分析として海上での戦術核攻撃も可能になるとの見方を示しています。