道後温泉本館の全面リニューアルから初めてのゴールデンウィークとなった愛媛県松山市の観光地・道後。29日は、ごった返すような人出とはなりませんでしたが、温泉街を思い思いに楽しむ観光客でにぎわいました。
 足湯を楽しんでいた大阪からの家族連れは、グルメがお目当てのマイカー日帰り旅行だといいます。
(大阪からの家族連れ)
「弾丸ツアーやんな、うちは。きょうの朝の4時から食べ歩きするためだけにやってきました」

 道後温泉の本館や飛鳥乃湯泉も目立った混雑はありませんでしたが、本館前では記念撮影をする観光客の姿が目立ちました。

(入浴客の女性)
「でも(本館は)工事してたんで霊の湯の方入ったことあるんですけど、こっち側初めてだったんですごいよかったです」

 一方で観光客を迎える地元の商店街では人の流れに変化が出ているようです。
道後商店街振興組合の石田匡暁理事長は・・・
(石田理事長)
「要は中心市街地のホテルに泊まって観光をしに日中道後に遊びにいらっしゃるという方が非常に多いなと感じてます」

 石田理事長によりますと、外国人観光客を乗せた団体バスの影響もあり、夕方を中心に商店街の人出がどっと増える印象があるといいます。

(石田理事長)
「お客さまの数が一気に増えて道後全体がにぎわっている状態が続いています。いまインバウンドのお客さまも非常に多くなっているので、これからGWいよいよ本番に入っていくわけですけれども非常に期待できる、そんな感じを持っております」

 石田理事長が営む土産物店では、着物風のワンピースや水引を使ったアクセサリーなど、インバウンド向けの品揃えにも力を入れています。