熊本県益城町に住む田口さん一家は、上は21歳から下は5歳まで2男6女と母、瞳(ひとみ)さんの9人家族です。

夕食を済ませると休む間もなく車でどこかへ向かいます。

週5日、家族でダンスレッスンに通っています。

そんな一家で新しい挑戦を始めたのが三女のCHINA(ちな)さん(16)です。

5歳からダンスを始めました。そんなCHINAさん。今年からプロ野球独立リーグ火の国サラマンダーズの公式ダンスユニット「Sallys(サリーズ)」に最年少の16歳で加入したのです。

憧れのSallysでのデビューに向けて、必死に練習を重ねていました。
Sallysディレクター TAKAYOさん「吸収がすごいので、1言ったら10やっちゃう」
CHINAさん「ジュニアの頃から、Sallysとか見ていたから、いつか自分もこうなれたらいいなと思っていた」

そして、いよいよやってきた、デビューの日。観客の前で、初めてダンスを披露します。

CHINAさん「不安です!」
スタンドから家族がCHINAさんに声援を送ります。
六女 莉羅ちゃん(5)「ちいねえ~!」

そしてついにデビューの時
笑顔でハツラツとしたパフォーマンスを披露します。

この日は、台湾のチアリーダーとのコラボがありました。前日に振り付けが変わったばかりで夜中の2時まで練習をしていたと言います。

順調なデビューかと思いきや、CHINA(ちな)さん、突然、涙が溢れだしました。

Sallysのメンバー「どうしたの?大丈夫?どうしたの?」
CHINAさん「うまくできない…」

Sallysディレクター TAKAYOさん「プレッシャーもあったと思うんですけれど、やらなきゃみたいな。でも間違えるのが絶対に嫌な子なので」
CHINAさん「大丈夫です。大丈夫。大丈夫・・・」
涙を堪えながらでしたが…それでも、音楽が流れると表情を一変させます。ここからは持ち直し、最後まで笑顔で踊り切りました。

CHINAさん「本当に悔しかったです。私はすぐ泣いちゃうから。これから厳しいことはいっぱいあるから、それに負けないように頑張ります。頑張りたいです!」
CHINAさんの夢は、「世界的に活躍できるアーティストになる」こと。
シーズンが終わった後の10月からは1人で大阪へ引っ越し、TWICEのモモさんも在籍していたダンススタジオで世界を目指してダンスに磨きをかけるということです。