益田市の島根県立石見美術館で懐かしさや郷愁を誘うコレクション展「思い出の土地」が開かれています。

今回の作品展は石見美術館が所蔵する水彩画や版画、油彩画で描かれた風景画にしぼって展示されていて、9人の作家の作品23点が展示されています。

こちらは明治を代表する水彩画家・大下藤次郎の「巣鴨」。
満開の桜を見物する数人の立ち姿がなんとものどかで、ゆったりとした時間を感じさせます。

こちらは大正から昭和にかけて美術界に尽力した石井柏亭、晩年の作品「芙蓉湖」。
芙蓉湖は長野県にある野尻湖の別名で水面に映る山と空の存在感に画力が現れています。

ほかにも山陰の作家、山﨑修二や、寺戸恒晴らが石見の風景を描いた作品が並びます。

この「思い出の土地」風景画展は、益田市の県立石見美術館で5月6日まで開かれています。