中海・宍道湖を8の字に巡る高規格道路について、山陰地方の半数近くおよそ65万人が集積する日本海側有数の都市圏においては早期整備が必要と、3月両県知事などが国に要望しました。
島根県の丸山知事と鳥取県の平井知事、圏域の市長や経済界の代表は、国土交通省を訪れ高見康裕政務官に要望書を手渡しました。
この圏域には、山陰地方の半数近くのおよそ65万人が集積、境港や2つの空港、また、観光施設なども多く人の流れと物流の両面から中海・宍道湖8の字ルートを高規格道路で
整備することが求められています。
しかし、未着手の区画も多く、要望書では、必要な予算を確保し、早期整備を進めるよう訴えています。
鳥取県 平井伸治 知事
「8の字を描いて、港や観光名所をむすぶ道路ができて、初めて一体的な発展があると思う。」
島根県 丸山達也 知事
「経済界とともに、行政一体となっていろいろな取り組みを進めていく。」
要望に対し高見政務官は、「国交省としても予算を確保していきたい。」などと述べていて、今年度に入りこれまで凍結されてきた米子‐境港間の高規格道路についてはルートを模索する「計画段階評価」として予算化されました。