26日、島根県浜田市内の女性が特殊詐欺の電話に騙されおよそ970万円を宅配便で送りましたが、運送会社の機転で犯人に届く前に取り戻せていたことが分かりました。
浜田警察署によりますと、だまされたのは市内に住む80歳代の女性です。
9月16日に女性の自宅に「老人ホームの入居権を譲って欲しい」という電話があったのを発端として、金融庁の調査を受けることになるなどと脅された女性は、2回にわたり合計970万円を指定された首都圏の住所に宛てて宅配便で送りました。
しかし、心配になった女性が運送会社に電話で問い合わせたのがきっかけで、不審に思った会社の担当者が島根県警に通報し、犯人の手に現金が届く前に回収できたということです。
女性はこのほか10万円を郵便局のATMで振り込んでいましたが、こちらはそのままだまし取られました。
警察は「老人ホームの入居権を譲って欲しい」などと電話をかけて来て、名義貸し名目で金を要求するのは架空料金請求詐欺の典型的な手口と注意を呼び掛けています。
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