北アルプスで遭難が相次ぎ、3人の行方が分かっていません。

北アルプス爺ヶ岳周辺では、28日午後、それぞれ別に登山していた神奈川県川崎市の55歳の男性と、松本市の40歳の男性が下山してこないと連絡がありました。

一方、北アルプス大天井岳では、東京都大田区の48歳の男性が山頂近くを縦走していて滑落し、救助の要請がありました。

長野県内の山岳では大型連休に入り、これまでに行方不明の3件を含め10件の遭難が相次いでいます。

26日以降、北アルプス涸沢で静岡県の60歳の男性が死亡し、救助された人は5人が重傷、2人が軽傷となっています。

長野県警は、春山登山は、天候が悪化してホワイトアウトによる道迷いや低体温症のリスクがあるとして注意を呼びかけています。