高知県議会議員選挙の奈半利町や田野町など5町村でつくる選挙区が、人口減少などを理由に強制的に他の選挙区と合区になる対象であることがわかりました。

議員定数問題等調査特別委員会では、2027年に予定されている県議選に向けて議員定数や選挙区割りの見直しを検討しています。

公職選挙法では県議選の選挙区の人口が、県の総人口を議員定数で割った数字の半分に満たない場合、「強制合区」とすることが規定されています。

最新の県の推計人口64万8313人を県議会の議員定数37で割ると、1万7522です。

県内で選挙区の人口がこの数字の半分に満たないのは、奈半利町・田野町・安田町・北川村・馬路村選挙区で、これらが「強制合区」の対象となることがわかりました。

委員会では特例として強制合区を行わないとする意見と、特例を認めず区割りの見直しをするべきという意見があり、この問題について対象地域の首長や有権者の意見を聞きながら議論を進めていく方針です。

次回の委員会は6月27日を予定しています。