新たな名産へ さまざまな可能性を秘めたレモン栽培

山形純菜キャスター:
新潟のコメ農家が挑戦しているレモン栽培。コメの苗を育てるために使っている農業用ハウスを活用しているということです。

「育苗ハウス」でコメの苗を育てるのは4月~5月中旬で、ほかの期間は使用していなかったそうです。そこで、ハウスを有効活用しようと、残りの10か月でレモン栽培を行っているということです。

今回取材したコメ農家の木龍さんは、2026年に初めて収穫ということになりますが、天候に左右されるコメ生産者として、レモンが新たな収入源になることを期待しているといいます。

井上貴博キャスター:
露地栽培ではないので、極力農薬を減らすことができ、皮まで食べられるなどの可能性も秘めているようです。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
この発想の転換のきっかけを知りたいです。

例えばコメ農家の持続可能性と考えると、どうしても「コメをどうしよう」という狭い視点になってしまいそうですが、「ハウスが開いているからレモン栽培を」となぜなったのでしょうか。そうした点がわかると、さまざまな部分に発想を転換していけそうですよね。いろいろな方々の力があったのだろうと想像が膨らみます。

山形純菜キャスター:
木龍さんがレモン栽培を始めたきっかけは、新聞でレモン栽培を知ったお姉さんからの「やってみれば?」という一言だったということです。

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<プロフィール>
田中ウルヴェ 京さん
スポーツ心理学者(博士) 五輪メダリスト慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰