ロシアのプーチン大統領は、ウクライナ軍の越境攻撃を受けた西部クルスク州の奪還にあたり、北朝鮮軍がロシアを軍事支援したことに対し、金正恩総書記と北朝鮮国民に謝意を表明しました。

ロシアは今月26日、クルスク州を完全に奪還したと発表した際に北朝鮮軍が戦闘に参加したことを公式に認めています。

ロシア大統領府は28日、プーチン大統領の声明を発表し、北朝鮮の軍事支援について有事における相互の軍事支援を規定したロシアと北朝鮮の「包括的戦略パートナーシップ条約」の第4条に従ったものだと明らかにし、国際法には違反していないと主張しました。

そのうえで「北朝鮮の友人たちは連帯感、正義、真の同志としての意識に基づき行動した」として、金正恩総書記と北朝鮮国民に対し謝意を示しました。

そして、北朝鮮の特殊部隊の兵士たちの英雄的行為に敬意を表すとし、「戦場で鍛えられた両国の友好、協力関係があらゆる方向で力強く発展していくことを確信している」と強調しています。