愛媛県のニンジニアスタジアムで開かれたパラ陸上の日本選手権で、松山市出身の石山大輝選手が視覚障害のクラス男子100メートルで日本新記録を樹立しました。

26日から2日間開催されたパラ陸上日本選手権には全国からおよそ260人の選手がエントリーし、松山市出身でパリ・パラリンピックで日本選手団の旗手を務めた石山大輝選手も出場しました。

視覚障害のクラス男子100mに出場した石山選手は11秒22をマークし、ふるさとで日本新記録を打ち立てました。

石山選手はパリパラリンピックで5位に入賞した走り幅跳びにも出場。
6m79と、パリ・パラリンピックを上回る記録を出しましたが、自身がもつ日本記録7m08を更新することはできませんでした。

トヨタ自動車 石山大輝選手
「きょうは感覚的には良い部分もあったので良い部分からどうやって繋がるかなっていうのは(今の自分の感覚と)あとで動画見直して感覚と擦り合わせながらかなと思います。まずは世界一っていうのを取りに行きたいと思っているので、そこしっかりこだわって社会人1年目を過ごして行ければ良いかなと思っています」

石山選手は今月からトヨタ自動車に所属し、トップレベルの環境で競技生活を続けています。
今年9月にインドで行われる世界選手権での活躍に期待です。

一方、女子の円盤投げには松山市の妻鳥和恵選手が出場。
「リラックスして投げた」という妻鳥選手、自身が持つ日本記録を45センチ更新する11メートル92をマークし、新たな日本記録を打ち立てました。