コメの価格高騰が続く中、政府による「備蓄米」の放出が行われています。石川県内の小売店でも28日から備蓄米の販売が始まりましたが、買い物客の受け止めはさまざまです。
石川映夏キャスター「こちらの店では1年前まで県内産のコメが売り場からせり出すほど積んであったそうです。コメの価格が上がっている今、28日から備蓄米を使ったブレンド米が手に入るようになりました」

JAグループのジャコム石川が運営する食品スーパー「Aコープ」で販売開始となったのは、備蓄米を使ったブレンド米です。かほく市のかほく店では100袋が朝早くに入荷し、店頭に並びました。
「備蓄米」は本来、コメが不作となった時の供給不足に対応するため国が備蓄しているコメのことです。2025年に入ってからは高騰するコメの価格を抑える目的で市場に放出されていますが、値段は高止まりしたままです。
Aコープかほく店・山口勝久店長「コメにお金がかかると他の物を購入できない。(備蓄米で)ちょっとでも軽減できれば他の肉や野菜や魚に対してお金を使ってくれればありがたいと思う」