愛媛県内では平成以降、最大の被害となった今治市と西条市の山林火災を受け、両市のトップが復旧の推進へ、中村知事に要望活動を行いました。

先月23日に今治市長沢で発生した山林火災は、隣接する西条市を含め442ヘクタールが焼けるなどして今月14日に鎮火。
県内では平成以降、最大の被害となりました。

これを受け今治市の徳永市長と西条市の高橋市長が28日、県庁を訪れ、中村知事に復旧・復興へ要望活動を行いました。

今治市 徳永繁樹市長
「火災で人の命を落とすことはなかったがこれから厳しい出水の時期を迎える。私たちも全力でやろうと思うのでよろしくお願いいたします」

要望書によりますと、火災で山の保水力が低下し、土砂災害のリスクが高まっていることから治山や砂防事業の実施を求めています。

愛媛県 中村知事
「既に県の土木職員が現地に入って状況調査を実施している。国の災害復旧に乗せるためには期間内に計画書を提出しないといけないので確実に作業を実施すべく県の担当者が一丸となって対応させていただく」

県では、現地調査を進めるとともに、関係省庁への計画提出や地権者との協議など手続を経て、年度内には事業に着手したい考えです。