愛媛の誇るブランドそら豆「一寸そらまめ」が収穫時期を迎えています。
今年は冬の寒さの影響があったものの、出来栄えは上々ということです。

岩下アナウンサー
「あいにくの雨ですが、その雨の中、こちらのそらまめ畑には、立派に大きく成長したそらまめが、たくさんなっています。収穫の時を今か今かと待っています」

愛媛が全国4位の生産量を誇るそらまめ。
特に「陵西一寸」という品種は、豆一粒の大きさが3センチほどあり「一寸そらまめ」とも呼ばれています。

28日は生産者の篠崎豊郎さんが、畑に植え付けられた、およそ1300本のそら豆の生育状況を確認し、手作業で収穫していました。

サヤに網目状の模様があり、豆の形に沿ってくびれていて、濃い色の筋のあるものが食べ頃なんだそう。
今年は大型連休の終盤に出荷のピークを迎えるそうです。

好きな食べ方を聞かれた篠﨑さんは…

そらまめ生産農家 篠崎豊郎さん
「しょうゆと砂糖で。母親が炊いてくれた味がやっぱり一番。煮たり焼いたり。一度食べてもらいたい」

冬の寒波の影響で生育がやや鈍ったものの、その後は天候に恵まれたことから味が濃く香り豊かに仕上がったということです。
県全体での出荷は、去年より3割ほど多い137トンあまりを見込んでいます。

収穫された一寸そら豆は、県内のスーパーなどに流通するほか、関東にも出荷され、大相撲五月場所で提供される弁当などでも使われるということです。