鳥取市が復元を進めている国の史跡「鳥取城跡」の「中ノ御門」が完成し、26日開門式が開かれました。

城の正面玄関にあたる大手門「中ノ御門」は、「表門」と室内空間を備えた「渡櫓門」の2つからなり、4年前に復元が終わった表門に続き、このほど渡櫓門も竣工、中ノ御門全体が完成しました。


26日は関係者が出席して開門式が開かれ、テープカットに続き深澤市長が開門の号令をかけ、表門が開きました。

そして、当時を思わせる奴隊や馬の時代行列に続き、集まった大勢の人たちが2つの門のくぐり初めをして完成を祝いました。

くぐり初めをした人
「石垣の上にきれいに建てられていて、すごくびっくりしました」
「建物自体もすごいすてきな造りをしていて、通って気持ち良かったです」

鳥取市 深澤義彦市長
「32万石の鳥取城の威容が少しずつですが蘇ってきた。ご来訪いただいた皆様に鳥取の歴史を感じていただける場であると考えています」

市では今後、9月に開催する「お城まつり」で、渡櫓門の内部を一般公開する予定です。