福山市鞆町で春の風物詩、「観光鯛網」が26日から始まりました。

大漁旗をなびかせ、6隻の船団が漁場へ船を進めます。「観光鯛網」は、1923年から続く行事です。江戸時代からの伝統漁法、「鞆の浦鯛しばり網漁法」でタイを追い込む姿が、勇壮な海上絵巻として毎年、観覧客に親しまれています。

仙酔島から500メートル沖で長さ1000メートルの網を下ろし、船を交差するよう動かして網を縛っていきました。そして、漁が終わると観覧客が船に乗り移り、次々とタイを買い求めていきました。

観覧客
「結構、力強い漁だと思った」

観覧客
「タイがいっぱいいて、びっくりした。タイも買った」

「観光鯛網」は27日と29日、来月3日から6日まで行なわれる予定です。