これからの観光シーズン大いににぎわいそうな鳥取砂丘周辺ですが、注意したいのが熱中症です。

鳥取市の鳥取砂丘では、25日、熱中症対策会議が開かれました。

鳥取砂丘では、毎年、夏の時期など
熱中症とみられる体調不良者が発生し昨年は43人が救護され、このうち10人が救急搬送されています。

また、気温が上昇した4月中旬には
男子高校生、30代の男性、80代の女性のあわせて3人が熱中症で救急搬送されています。

こうした中、消防や警察、砂丘の関係者などが集まり、今年の熱中症対策について話し合われました。

会議では注意喚起の看板やのぼりの設置、夏休み中の飲料水の手売り販売などを引き続き行うほか、ドローンによる巡視の範囲拡大、休憩スペースに設置する大型ミストファンの増設などの強化策が県から示されました。

一方、消防からは、通報の際、患者の容体の変化などの追加情報も随時提供して欲しいといった意見が出され、今後、情報共有の在り方について検討していくことを確認しました。

鳥取県 自然共生課 福島良課長補佐
「人の目や(ドローンなど)機械の目をあわせて、関係機関の皆様と連携を取りながら熱中症対策を強化していきたい」

鳥取砂丘は直射日光を遮るものがなく、起伏のある地形で体力を使うため、県では、水分補給や日傘など
観光客自身もしっかりと熱中症対策をして欲しいとしています。