25日午前、岩手県久慈市の山林で山菜採りをしていた70代の男性がクマに襲われけがをしました。岩手県内でのクマによる人身被害は2025年度2件目です。

25日午前11時半ごろ、久慈市宇部町の山林で1人で山菜採りをしていた70代の男性から「クマに襲われて動けない。頭、顔から出血している」と消防に通報がありました。
警察や消防によりますと、クマは体長1.5メートルほどの成獣とみられ、男性は頭を引っかかれて出血しているほか、腕をかまれるなどのけがをしましたが、病院の搬送時に意識はあり、会話は可能だということです。

県内のクマによる人身被害は2025年度2件目です。

県は「ツキノワグマの出没に関する注意報」を発表し、山に入るときは複数人で行動し、音の出るものを携帯するなどの対策を呼びかけています。