24日夜、熊本市内の九州新幹線の高架で、新幹線にはねられたとみられる人が死亡しました。

警察やJR九州などによりますと24日午後11時20分ごろ、熊本市西区池亀町付近を走っていた鹿児島中央駅発、博多駅行きの「さくら410号」の運転士が、ドンという異音を感知して緊急停車させました。
現場は高架にある線路で、辺りを確認したところ2両目の下に血痕を確認し、異音に気づいた付近で人らしきものを見つけました。
その場で死亡が確認され、上下黒っぽい服を着た男性と見られています。

現場近くには、高架へ上がる作業用の階段があるということで、警察が身元の確認を急ぐとともに事故原因を調べています。
この事故で約70人の乗客を乗せたまま、新幹線は5時間ほど停車しましたが、体調を崩した人は出なかったということです。
また、九州新幹線は上り1本が運休、下り1本が遅延し、約150人に影響が出たということです。始発からは通常通り運行しています。
