サクラ色に染まる弘前の春が最高潮を迎えています。青森県弘前市の「弘前公園」は、西堀の『桜のトンネル』が、24日に満開となり園内全域で満開を迎えました。
弘前公園でも屈指の人気スポット、西堀の『桜のトンネル』。
5月上旬並みとなった陽気に誘われて、24日に満開となりました。
2024年よりは5日遅いものの、平年と比べれば早咲きです。
園内には約1700本のソメイヨシノが植えられていて、これで外堀、園内、西堀の公園全体で満開を迎えました。
24日も多くの花見客が訪れ、写真を撮るなどして『春陽橋』からの情緒ある眺めを楽しみました。
観光客
「見事ですね。見事としか言いようがない」
「こんなに続いてるサクラのトンネルはなかなかないので、撮りました。すっごくきれいです」
園内でいま、長蛇の列ができるほど人気を集めているのが、本丸にある展望デッキです。
お目当ては「天守」と「岩木山」、それに「サクラ」の競演です。
世紀の大改修で、天守が本丸の中央に移されている工事期間中だからこその、情緒ある眺めです。
ただ、来年度には天守は元の場所に戻るため、この景色を楽しめるのは、今のまつり期間中が最後となります。
観光客は
「自然と伝統のあるお城の奥行というか、コントラストがすごい」
そして、事前の予約が殺到しているというのが「中濠観光舟」の夜間運航です。
この日は、天気も良く無風で絶好のコンディション。
日が暮れると、堀の水は鏡のようにソメイヨシノを映します。乗船した人は、弘前の夜桜だからこその眺めに魅了されていました。
観光客は
「感動しました。本当に。自慢して写真を送ることができる」
中濠観光舟は次の日曜日の27日まで、午後6時と7時台であわせて6便が夜間運航します。
また、園内ではライトアップとともに、天守やサクラが艶やかに浮かび上がり、大勢の花見客が夜桜に酔いしれていました。
城下町・弘前の春を彩るさくらまつりは、ソメイヨシノの満開とともにいま、最高潮を迎えています。