日野自動車が発表した2024年度の決算は、排気ガスの認証不正問題でアメリカ当局に巨額の制裁金を払うことなどから過去最大の2177億円の赤字となりました。
日野自動車が発表した去年4月から今年3月までのグループ決算は、最終的な損益が過去最大の2177億円の赤字となりました。
エンジンの排出ガスなどのデータ改ざんが明らかになり、アメリカ当局への制裁金やカナダでの訴訟の和解金の費用を計上したことが影響したとしています。
ただ、問題の対応に一定の目途が立ったとして、今年度については200億円の黒字に転じる見通しを示しています。
一方、延期されていた三菱ふそうトラック・バスとの経営統合の進捗について次のように述べました。
日野自動車 小木曽聡 社長
「三菱ふそうさんとの統合のプロジェクトに関しましては、米国当局との和解合意により、統合に向けた大きな課題を1つクリアしました。最終契約に向けて4社で目指す未来への思いを共有し、前向きな話を続けているところ」
日野自動車は三菱ふそうとの経営統合により水素や電動化、自動運転の技術開発などを加速させたいとしています。
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