“青切符”の交付手続き、所要時間はどれくらい?

高柳キャスター:
青切符は2026年4月から導入ということで、警察はどのように取り締まっていくのでしょうか。

TBS報道局社会部 寺島尚彦 記者:
まず皆さんが気になるのが、どうしたら青切符が交付されるのかということでしょう。

一つは、人にけがをさせてしまうなど、▼危険を生じさせた場合です。

もう一つは▼指導警告に従わない場合で、たとえば「イヤホンを外してください」「傘差しを止めてください」などと言われたのに従わなければ、今後は青切符を交付して違反金を取ることになります。

また、手続きに関しては名前・住所などを記入して10分程度で終わり、これは自動車と一緒です。反則金を納付しない場合は、警察から連絡が来て刑事手続きに移行していく流れになっています。

高柳キャスター:
最後に、青切符の導入の背景についても教えてください。

TBS報道局社会部 寺島尚彦 記者:
「自転車は“小型モビリティの王様”。交通ルールのお手本に」ということです。

今、電動キックボードなどの小型モビリティが、世の中にたくさん走るようになってきました。小型モビリティの王様である自転車が、法改正を通じて事故を減らしていくということは、今後の日本の小型モビリティの事故を減らしていくうえでも、お手本になるのではないかと考えます。

井上キャスター:
環境問題を考えても、自転車利用が広がっていくのはいいことだと思います。あとは、現場の負担などをどのように軽減していくかでしょう。

ゆくゆくは反則金をQRコードでその場で支払えるようになったり、マイナンバーカードをしっかり普及させたりすれば変わってくる気はします。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
特に若い人はデジタル化に慣れているので、活用できると思います。

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<プロフィール>
寺島尚彦
TBS報道局社会部 警察庁担当
2児の父 交通ルールと家族を守る

星浩さん
TBSスペシャルコメンテーター
1955年生まれ 福島県出身 政治記者歴30年