沖縄の黒糖と緑茶から生成する新素材の人工革を開発したうるま市のベンチャー企業が「大阪・関西万博」のイベントに登壇することになりました。

うるま市のベンチャー企業「アナンティア」が開発した人工革の新素材は、県産黒糖の余剰品や国頭村産の緑茶の規格外品など、未利用資源をバクテリアに与えて生成したものです。

動物の皮に由来しない「ビーガンレザー」と呼ばれる素材ですが、化学薬品を使わない100%天然の「ビーガンレザー」は国内初だということで、現在、実用化にむけた研究が進められています。

開発者の伊江玲美さんは大阪・関西万博のなかで来月28日に開催されるイベントに、日本の女性起業家のひとりとして登壇することが決まっています。

アナンティア・伊江玲美代表
「こういう大きな世界の舞台を与えてくださったということは、今後沖縄で起業される女性や、今後未来を担う子どもたちの応援につながっていけばいいなと思っています」

アナンティアでは、今回の登壇・出展にかかる渡航費や製品の製作費など250万円の支援を求め、クラウドファンディングを実施しているということです。