■“強い論敵”であり“仇のような政敵“だった 野田氏 安倍氏への追悼演説

また、国会では、安倍元総理への追悼演説が行われました。安倍昭恵さんが遺影を手に見守る中、演説を始めた立憲民主党の野田元総理。当選同期の野田氏は、政界のプリンスとして華々しく登場した安倍氏の姿が印象的だったと語りました。
野田佳彦元総理
「そこには、フラッシュの閃光を浴びながら、インタビューに答えるあなたの姿がありました。私には、その輝きがただ、まぶしく見えるばかりでした」

「安倍さん、あなたはいつの時も手強い論敵でした。いや私にとっては、仇のような政敵でした。最も鮮烈な印象を残すのは、平成24(2012)年11月14日の党首討論でした」
(2012年11月 党首討論)
野田佳彦元総理
「解散します。やりましょう、だから」

安倍晋三氏
「16日に選挙をする。そう約束ですね?約束ですね?よろしいんですね」
国会での安倍氏との議論を、「火花を散らす真剣勝負だった」と振り返りました。
野田佳彦元総理
「安倍さん、あなたの政治人生の本舞台は、まだまだこれから先の将来にあったはずではなかったのですか。勝ちっぱなしはないでしょう、安倍さん」
「長く国家の舵取りに力を尽くしたあなたは、歴史の法廷に永遠に立ち続けなければならない運命です。あなたが放った強烈な光も、その先に伸びた影も、この議場に集う同僚議員たちとともに言葉の限りを尽くして、問い続けたい。なぜなら、あなたの命を理不尽に奪った暴力の狂気に打ち勝つ力は、言葉にのみ宿るからです」
■旧統一教会との関係 疑念が残されたまま…
一方、安倍元総理と旧統一教会の関係をめぐっては、さまざまな疑念が残されたままです。野党からは、岸田総理の責任で、全容解明を求める声があがっています。
共産党 塩川鉄也衆院議員
「安倍元総理と統一教会の関係について調査をすべきです」
立憲民主党 逢坂誠二代表代行
「未だに貝のように口を開かない、細田衆院議長の記者会見も必要です」

名指しされた細田博之衆院議長。これまで、教団との接点を説明する紙を出しただけで、会見などでの説明はしていません。
記者(10月25日午後5時ごろ)
「大臣、教団との関係で辞任されましたけども、議長は説明はないのですかね?議長!」
細田博之衆院議長
「野田さんの追悼演説良かったね」














