能登半島地震や奥能登豪雨が被災地の子どもや親にどのような影響を与えたのか。今後の支援に役立てるためのアンケート調査の結果がまとまりました。

このアンケート調査は、地震発生直後から被災地で子どもたちへの支援を続けている、国際NGOのセーフ・ザ・チルドレン・ジャパンが行ったものです。

奥能登など5つの市町で住宅が一部損壊以上の被害を受けた小学6年生から高校生までの子育て世帯が対象で、2876件の回答を得ました。24日、「セーフ・ザ・チルドレン」が記者会見を開き調査概要を公表しました。

子どもたちへの影響で最も多かった回答が「子どものストレスがたまっている」で、7割近くに上っています。

公社セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 山田心健さん「過去の災害の中でも特に印象として大きい点は子どものこころのケア。今回、断水の影響が他の災害に比べて長引いたところがあるので、断水の影響によって衛生面であったりとか、生活の不便さが多く見られ、心の面でのストレスにつながっているのでは」