信州大学教育学部附属松本小学校で授業時間の不足があった問題で、不足は7教科264コマに上ることが分かりました。

信州大学は24日会見を開き、附属松本小における授業時間の不足について説明しました。

それによりますと、今年3月に、関係者から小学校に「総合的な学習の時間が多すぎるのではないか」と指摘がありました。

事実確認を行ったところ、3年生以上の1クラスで学校教育法施行規則に定められた「標準授業時数」を実施していない教科があったことがわかりました。

授業時間の不足は国語・算数・社会・道徳など最大7教科で合計264コマ分に上るということです。

信州大学 安彦広斉理事:「児童の学習面や心理面へのマイナスの影響を最小限に抑えながら、授業内容の回復を最優先に考慮し、速やかに必要な措置を適切に講じてまいりたい」

信州大学は調査対策委員会を設置し、他の附属学校やクラスでも不足がなかったかなどを調べるとともに、小学校では、担任以外も授業の実施状況を確認できるようにするなど、再発防止に向けて取り組むとしています。