富山湾の春の風物詩として知られる「ほたるいか海上観光」の安全点検が24日行われ、伏木海上保安部の職員3名が、観光遊覧船「キラリン」の点検に入りました。
これは、大型連休を目前に控え、増加が見込まれる利用者の安全を確保するための重要な取り組みで、24日は船体の安全性や事故防止対策が重点的に確認されました。

点検では、特に救命胴衣の適切な設置、 緊急時の衛星電話の通信状態などがチェックされましたが、問題は見つからなかったとのことです。
ウェーブ滑川観光遊覧船事業部の川口隆栄船長は「お客様に笑顔で帰っていただけますように安全管理規定等守りながら運行していきたい」と述べていました。

ほたるいか海上観光は5月6日まで運行予定ですが、現在は予約で満席となっており、キャンセル待ちの状態が続いています。人気の高さがうかがえる一方、安全面での配慮がより一層重要となっていて、安全点検は、船員の安全意識を高めるための伏木海上保安部の取り組みの一環となっています。