岐阜県関市の“ご当地映画”の制作を巡る問題で、市は制作会社に対し補助金を全額返金するよう求めていますが、督促状の期限があすに迫る中、けさの時点でまだ入金されていないことが分かりました。

この問題は、関市が“ご当地映画”「名もなき池」の制作にあたり、補助金2000万円を支給したものの「3月末までに4週間以上、国内の複数の映画館で公開」という補助金交付の条件を満たしていないなどとして先月27日、映画を制作した会社に2000万円全額の返還を請求したものです。

期限までに返還はなく、市は会社に対し全額を返還するよう求める督促状を送付していました。

(関市 山下清司 市長)
「督促に基づく納付期限が、あすの4月25日。けさの時点で、まだ納めていただいていない」

関市の山下清司市長は、きょうの定例会見でこのように話し、督促状の期限があすに迫る中、けさの時点で入金が確認されていないことを明らかにしました。

市は、あすになっても入金がなかった場合、今後の対応は弁護士と相談しながら進めたいとしています。

関市 山下清司市長