リニア中央新幹線のトンネル工事で発生した「要対策土」を利用する方針について、JR東海は6月上旬から飯田市内への搬入を開始すると説明しました。

飯田市で23日夜に開かれた説明会には住民など40人が参加しました。

「要対策土」は大鹿村のリニア中央新幹線のトンネル工事で出た基準値を超えるヒ素などの重金属を含む土で利用方法が課題になっています。

JR東海は、飯田市内に建設が予定されている新しい駅東側の橋の基礎部分に、およそ5000立方メートルを使う計画で、6月上旬から搬入を始めるとしました。

県の「助言」を踏まえ、飛散を防ぐために大型の土のうに入れて運ぶなどの対応をとるということです。

参加者からは不安を訴える声の一方、これ以上工期が延びないよう進めるべきという意見も出されました。