今月、東京・大田区の大学で「ノロウイルス」による集団食中毒が発生していたことがわかりました。大田区は、食中毒の原因となった弁当を提供した店をきょうから3日間の営業停止処分にしました。
都によりますと、今月3日、大田区の大学で行われた学生向けのガイダンスで、「山六給食」の調理した弁当を昼食で提供したところ、弁当を食べた大学生と教員あわせて130人が下痢やおう吐、発熱などの症状を訴えたということです。そのうち5人が入院しましたが、すでに全員が退院し、回復傾向にあるということです。
大田区保健所が調査をした結果、症状を訴えた人や従業員の便から「ノロウイルス」が検出され、食中毒と断定されました。店は今月19日から営業を自粛していますが、大田区はこの店をきょうから3日間の営業停止処分を行いました。
都は、「トイレのあとや調理をする前にはしっかり手を洗い、下痢や風邪に似た症状がある場合は調理に従事しないでほしい」などと呼びかけています。
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