この春、伊予鉄道に入社した1人の女性車掌がいます。"独り立ち"を目前に控え、奔走する姿に密着しました。
「車掌、浅野・亀岡の乗務で安全運行に努めますよろしくお願いいたします」電車の安全な運行へ欠かせない車掌。
愛媛県松山市出身の亀岡苺さん18歳は、この春、伊予鉄道に入社した車掌の中で唯一の女性です。
(亀岡苺さん)「高校時代に通学で電車を利用していて時々見かける女性の車掌さんがとてもかっこいいなという憧れで」
午前7時前。松山市駅にある乗務員の詰所では出発前の準備が進められていました。
(亀岡苺さん)「ラッシュだと思うので事故がないようにしっかり確認を徹底して気を付けていきたいと思っています」
亀岡さんは一人前の車掌を目指して先輩の指導を受けながら研修に励んでいます。
23日は通勤・通学の時間帯からスタート。
「この電車は衣山、三津、高浜方面行きです…終点、高浜駅に到着予定時刻は7時31分です」早速、到着時刻を忘れてしまいました。
運行中はドアの開閉やホームで乗客の安全確認なども行います。
研修中ですが責任重大です。終点に着いたら、すぐ折り返し便の乗務。息つく暇はありません。
「アナウンスのポイントも確認しないといけないので山西~山西です」
運転席からは車両の後方を確認できないため、安全運行にはその後方に乗務する車掌の存在が不可欠です。乗務開始から1時間半。折り返し便の終着駅に到着するとようやくここで5分ほどの休憩です。
「亀岡)何事も異常なく来られたので良かった」
「先輩車掌)基本動作もしっかりしていて1人で乗務していても大丈夫かなと思います」
運転士からの評価も上々です。
「運転士)全然何の不安もないので期待していますじゃあ頼むね」
「亀岡)はい、お願いします」
高校卒業からおよそ2か月、週末の日曜日からは1人での業務が始まる予定です。
「いつも明るくて笑顔が素敵な人だなと思われるようになりたい車掌として一人前になって将来的には運転士になって運転業務、お客さんの対応業務、両立して働けるようになりたいと思います」
自ら敷いたレールの終着駅は運転士…電車の後方から先頭まで乗務できる日を目指し走り続けます。
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