
沖縄大会を制し、9年ぶりのセンバツを目指す沖縄尚学は、投打とも充実した戦力が揃っています。
エースの東恩納は、1回戦の鳥栖戦。140kmを超えるストレートと追い込んでからの変化球を武器に、8回まで毎回の14奪三振を奪う力投。被安打7、2失点を喫するもエースの責任をしっかりと果たしました。

沖縄尚学 東恩納投手
「キレを出すとか少し走り込んで状態をあげてから調整しながらやってきた。まずしっかりセンバツの切符を取って、地元開催になっているので優勝して神宮まで行きたいです」
また打線も好調です。1番の知花慎之助は初回の先頭バッターホームランに続き、3回の第2打席でも再びスタンドに白球を運びます。
知花選手は塁に出ることだけを意識したと話しましたが、いずれも追い込まれてからの2打席連続のホームラン。1番バッターとしてチームに勢いを与えました。
攻守とも、ハイレベルなプレーで9年ぶりのセンバツを見据えています。

2打席ホームラン 知花慎之助選手
「捉えられたのでよかったです。次の試合はセンバツかかった試合になると思うので
絶対にセンバツに行くという気持ちで絶対に勝ちたいと思います」
一方、創部5年目の日本ウェルネスも、この秋躍進を見せています。佐賀大会を制した、佐賀北との初戦。粘り強い攻撃で得点を奪うと、活躍が光ったエースの上原律己。
雨で難しいマウンドとなりましたが、9回、144球の熱闘。相手の反撃を封じ、チームを準々決勝に導きました。

日本ウェルネス 上原律己投手
「低目に丁寧に投げることだけを考えていました。甲子園のマウンドでも投げてみたいけど神宮でも投げたいと思っているので、びびらず自分の投球が出来ればいい」
次戦は、センバツ出場に向け一つの目安となるベスト4をかけた準々決勝。沖縄代表の2チームが明日の大一番に挑みます。