34回目となる県市町村対抗駅伝が26日に開かれます。注目チームの紹介、王座奪還を目指す長野市チームです。

市町村対抗駅伝をその実力でけん引してきた長野市。過去33回の大会で優勝21回を誇ります。しかし2018年に松本市に敗れて以降、優勝は3年前の1回だけ。さらに去年は過去最低の成績に終わりました。

杉野仁監督:「(去年は)長野市としては一番外したといってもいいぐらいの大会だった。しっかり受け止めて、前半からいい位置でレースができるように戦いたい」

王座奪還へ向けて杉野監督が期待を寄せるのが若い力です。
中学2年の田中栞選手と田村ここみ選手。

去年の県中学駅伝では、所属するクラブの主要メンバーとして、大会新記録での優勝に貢献しました。

田中栞選手:「自分はラストスパートが得意なので3番以内に必ず帰ってきて、最後まで粘って諦めずに頑張りたい」

田村ここみ選手「強みは先頭に積極的についていくこと。チームに貢献できる走りをしたい」

一方、今年は初めて2人がゲームキャプテンを任されました。

小森勇志選手と中村孝樹選手。29歳と同い年の若い2人が切磋琢磨し勢いをもたらしてほしい。

また、将来チームを背負って立つ選手に成長してほしいという期待も込めた抜擢です。

小森勇志選手:「社会人になってチームに入って、憧れとしていた大会のひとつ。特に今年はゲームキャプテンとして非常に大事な大会」

中村孝樹選手:「昨年過去にとったことのない順位に。優勝を目指してチームで頑張っていこうと取り組んできた」

去年、小森選手は体調不良で欠場。中村選手はひざの故障明けで、思うような走りができませんでした。悔しさをばねに今大会での活躍を誓います。

小森勇志選手:「あまり口でいうタイプではないので、とにかく結果で残していこうと練習は着実にやってきた。とにかく悔いなくやりきって最後みんなで笑顔で終わりたい」

中村孝樹選手:「大崩れすることなく安定して走れるところが私の強み。連覇をしている長野市の強さを取り戻せるようチーム一丸として頑張っていければ」