山形県白鷹町で水道水が濁り、大規模な断水の他、通水した後も、飲み水として使わないよう呼び掛けられていた問題で、きょう午前、町は飲み水として水を使えるようになったと発表しました。
水が濁った原因は、浄水場で薬剤が投与できなかったことによるもので、機械の不具合だということです。
けさ8時頃の白鷹町役場です。上下水道課の職員が朝から対応に追われる姿がありました。

白鷹町ではおととい、津島台浄水場から配水している水道水の濁りが国の基準値を超えたため、午後2時ごろから午後5時ごろまで断水となりました。
対象は白鷹町内6地区のうち東根地区を除く5つの地区で、事業所を含め4000戸が影響を受けました。

おとといの段階で濁りは国の基準値に収まり、町は通水を再開しましたが、飲み水として使えるかの判断は、専門機関による水質検査の結果を待つとしていました。
きょう午前8時ごろに専門機関から届いた水質検査の結果では一部で基準を満たしていない項目があったということですが、午前10時ごろに届いた2回目の結果では基準を満たし、安全が確認されました。

これをうけ町は、町は飲み水として水道水を使えるようになったと発表しました。
合わせて町では、通水後、安全確認前の水を飲んでいたとしても健康に被害をおよぼすものではないとしています。
