2024年に、青森県弘前市や五所川原市の閉校した学校などに侵入し、備品を盗んだ罪に問われている男の裁判で、青森地裁弘前支部は男に懲役2年2か月・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、五所川原市の作業員・藤本雄大 被告(28)です。

判決によりますと、藤本被告は仲間と共謀して、弘前市の旧百沢小学校に侵入し、蛇口などを盗んだのをはじめ、五所川原市の旧金木保育所と黒石市の旧東英中学校でも同様の犯行をして、3か所であわせて49万5000円相当の備品を盗んだ罪に問われていました。

23日の判決で青森地裁弘前支部の楠山喬正 裁判官は、ギャンブルで金銭に困って犯行に及び、「自己中心的な動機に酌むべき事情はない」などとして、懲役2年2か月・執行猶予3年を言い渡しました。