9日に住民3人が襲われた飯山市は22日、恒例の「菜の花まつり」を
予定通り開催することを決めました。
「いいやま菜の花まつり」は大型連休に合わせて40年以上開かれている
飯山市の春の風物詩です。
9日に住民3人がクマに襲われた被害を受けて、開催するかどうかについて検討が続けられていました。
会場の菜の花公園は、市内のクマ被害のあった家から直線でおよそ2.5キロ。
実行委員会では、クマが出没しやすいとされる朝と夕方のパトロールや、カメラを設置して24時間体制で監視するなどの対策をするということです。
飯山市商工観光課 宮本秀一課長:「関係者の熱い思いを途絶えさせてはいけないというのが一番大きかった。この菜の花まつりは春の代名詞、飯山市を全国に発信する大きな役割を果たしている。クマ対策をしっかりとりながら今年はやろうではないかと」
来場者には、ごみ処理の徹底や、単独での行動を避けるなどの対策をしながら
菜の花を楽しんでもらいたいとしています。
「いいやま菜の花まつり」は5月3日~5日の日程で開かれます。