地域高規格道路、「高知松山自動車道」の整備に向けて、四国地方整備局は高知県いの町と越知町を結ぶ区間のルート案を示した図面を県に提出しました。この道路が開通すると円滑な移動が可能となるほか、防災面だけでなく救急活動や渋滞の緩和などにつながることが期待されます。
四国地方整備局は高知県いの町と愛媛県松山市を結ぶ「高知松山自動車道」ついて、地震などの災害時に国道33号が通行止めとなった場合、物資の輸送や救助活動が円滑にできるよう高規格道路に向けた整備を進めています。事業ではこれまで高知西バイパスや越知道路の一部区間が開通しています。

そしてこのほど、いの町と越知町を結ぶ約19キロの区間のルート案がまとまり、22日、沿線4町村の村長と町長が出席する中、四国地方整備局から県にルート案が示された図面が提出されました。この道路が開通すると円滑な移動が可能となるほか、防災面だけでなく救急活動や渋滞の緩和などにつながることが期待されます。

(佐川町 片岡雄司 町長)
「早期に完成してもらって命の道として物資も入る。避難もできることを期待している」

(四国地方整備局 荻野宏之 道路部長)
「この都市計画決定手続きは(事業化に向けた)1つとなりますので、まずはこれをスムーズに県が進めてもらえるよう国としてもしっかり協力していく」

県は今後、提出された図面もとに都市計画案を作成・決定し、国に事業化に向けた要望を出す方針です。
