特集で紹介するのは、長崎在住のボディビル世界チャンピオン中川恭兵さんです。ジムのパーソナルトレーナーとして活動する傍ら、高齢者施設で健康寿命を延ばす活動にも取り組んでいる中川さんを取材しました。

鍛え上げた筋肉。世界一美しい筋肉の持ち主、中川恭兵さんです。

中川恭兵さん「漫画「刃牙」シリーズの範馬勇次郎に憧れていて」

今年2月に行われたボディビルの世界大会では筋肉の美しさを競うクラシックフィジークで見事優勝しました。

中川恭兵さん「ボディビルに関しては趣味です。ふふふ、趣味です」

キックボクシングで日本一になるなどプロの格闘家として活躍していた中川さんでしたが25歳の時に、ある転機が・・・

中川恭兵さん「練習中に右足が反対に曲がるような大けがをしました。歩行もほぼ困難になり、治る見込みもないと言われて」

大けがを経験した中川さんはパーソナル・トレーナーに転身。

現在は、長崎市内にジムを構え、一人一人の目的と体力にあわせた筋トレをアドバイスしています。

受講者(70代)「長く介護をしていたので、母が歩けなくなるのを見ていたので。歩けるだけには維持していこうと」

受講者(40代)「普段デスクワークで筋肉を使うことがないので。この体型だからですね。病気にならないのが一番なので」

中川恭兵さん「なぜその方が運動したいのか、なぜその方が鍛えたいのかを重要視してます。最後に向かう先はおそらく健康なんですよね。なので“健康”。運動、トレーニングの着地点だと思ってなのでこの健康ということにいろんなお客様を経て、今たどり着きました」