ふるさと納税をめぐり、岡山県吉備中央町が返礼品のコメを調達する際、費用が法令で定める上限を超えていたとみられる問題について、村上総務大臣は事実なら「由々しき問題だ」と指摘しました。

ふるさと納税の返礼品の調達費用は寄付額の3割以下とすることが法令で定められています。

しかし、岡山県吉備中央町は返礼品のコメを生産者から調達する際に、60キロあたり1万1000円の代金とは別に、「支援金」として1万円を支払っていて、合わせると寄付額のおよそ48%に達していたことが分かっています。

村上誠一郎 総務大臣
「基準に違反して返礼品を調達し、寄付の募集が行われたとすれば、それは由々しき問題であると受け止めております」

総務省は町に対して事実関係を報告するよう求めていて、ふるさと納税制度の対象から除外することを含め、厳正に対処する方針です。