りそなグループB2リーグの熊本ヴォルターズは、プレーオフ進出の残り1枠をかけて、おととい(19日)照葉積水ハウスアリーナ(福岡・東区)で試合に臨みました。
▼熊本ヴォルターズ vs ライジングゼファー福岡(4月19日)
おととい(19日)開催の第1戦はヴォルターズが勝ち、奈良が負ければプレーオフ進出が決まるという状況。
試合では日本人エース、山本翔太(やまもと しょうた)が序盤から活躍を見せ、第2クォーターまでに19得点を挙げます。
第4クォーターには山田安斗夢(やまだ あとむ)が3ポイントを2本成功させるなど、チームを牽引。ヴォルターズが4点差で接戦を制しました。
【試合結果】熊本 81 - 77 福岡
そしてヴォルターズより1時間遅れて奈良の試合が始まりました。その結果は…。

ヴォルターズファン「(ブザー音)静岡が負けました、奈良が勝っちゃいました。帰るか。悔しいね」
▼熊本ヴォルターズ vs ライジングゼファー福岡(4月20日)
そして昨日(20日)プレーオフ出場権をかけた最終戦が行われました。ヴォルターズが進出するための条件は、「ヴォルターズが勝つ」もしくは「ヴォルターズが負けて、奈良も負ける」こと。
勝ってプレーオフを決めたいところでしたが、終始リードを許し、20点差で敗れました。
【試合結果】福岡 84 - 64 熊本
そして遅れて始まった奈良の試合を見つめるヴォルターズファンたち。

奈良はビハインドを背負ったまま試合終盤を迎え、そのまま敗戦。奈良が敗れたことで、ヴォルターズのプレーオフ進出が決まりました。
ヴォルターズファン「プレーオフに行くからには優勝、B1に上がってほしいと思います。良かった、とりあえず(涙を見せる)」

遠山向人ヘッドコーチ「選手たち、ファン、ヴォルターズレッドのみなさんは本当にミラクルを起こしてくれたと思います」

磯野寛晃選手「B1昇格はラストチャンスなので夢で終わらせないようにと思っています」
シーズン順位表※20日時点

熊本ヴォルターズは、B2リーグ西地区で4位という成績でした。プレーオフ進出を最後まで争った奈良との差はわずか1ゲーム。この結果、ヴォルターズはワイルドカードでのプレーオフ進出を掴み取りました。

プレーオフにはB2リーグの上位8クラブが進出し、トーナメント形式で優勝を争います。
ヴォルターズは、5月3日からアウェーで東地区1位のアルティーリ千葉と対戦します。