10年前にノーベル賞を受賞した大村智さんの母校の山梨大学と、大村さんが特別栄誉教授を務める北里大学が、人材の育成や研究で連携する協定を結びました。
今回の協定は山梨県韮崎市出身でノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智さんが2つの大学にゆかりがあることがきっかけで実現しました。
今回の協定で2つの大学は、微生物などの研究による新たな薬の開発や、不妊治療に携わる杯培養士の育成で連携し、人材の育成や共同の研究に取り組むということです。
大村 智さん:
「一緒になると足りないところを埋めあって発展する。北里研究所としても母校の山梨大学としても、共同研究できることはありがたいし将来に期待したい」
調印式後の会見で山梨大学の中村和彦学長は「地域から世界へ研究成果の展開と人材輩出に貢献できると確信している」と話しました。