熊本県の八代海できょう(4月21日)、赤潮が確認され、県は今年初の赤潮警報を出しました。

県水産研究センターによりますと、きょう(21日)八代海を調査したところ、赤潮の原因であるヘテロシグマアカシオが海水1ミリリットルあたり、最大1万6000細胞確認されました。

〈赤潮発生海域〉※1ミリリットルあたり
▼八代市鏡町沖
水深0m 1万5000細胞
▼天草市久玉沖
水深0m 1万6000細胞
水深5m 1万2000細胞

これは警報発令基準値(1ミリリットルあたり1万細胞)を超える数です。

なお現時点では、漁業被害の報告は上がっていないということです。

このプランクトンは魚介類をへい死させる恐れがあり、県水産研究センターは、周辺で養殖などをしている漁業者に、海の色の変化や養殖魚などの状態に注意するよう呼びかけています。