コメの価格高騰が続き、早くも今年の新米に期待が高まる中、極早生品種『葉月みのり』の田植えが21日、新潟県 柏崎市で始まりました。いつごろ、店頭に並びいくらくらいで販売されるのでしょうか?

県内トップを切って21日に柏崎市で田植えが始まったのは、極早生品種の「葉月みのり」です。

その名の通り葉月=8月に収穫できるのが一番の強み。コメの価格高騰が止まらない中、消費者はいち早く味わえる新米を心待ちにしています。

【生産者 冨田優さん】「『まだないかまだないか』と言われる。消費者が待ってくれていると思うので、その思いを胸に頑張って育てたい」

【JAえちご中越経営管理委員会 力間利昭 柏崎地区委員長】「県内はもとより、県外からも引き合いが非常に強い。県外の卸や販売店からは『いくらでもいいから欲しい』とオファーをもらっている」

注目されるのが販売時期と値段ですが、店頭に並ぶのはお盆明けの8月20日ごろとみられています。

そして値段は…
こちらは去年の映像です。直売所に並んだ葉月みのりは5キロ当たり『2880円』。

今からみると安いように感じますが、この時点ですでに“令和のコメ騒動”と言われ、前の年より4割ほど値上がりしていました。

県産の“新米”第1号として大きな期待がかかる分、今年は去年よりも値段は高くなる見通しだということです。

【JAえちご中越経営管理委員会 力間利昭 柏崎地区委員長】「今、備蓄米も出ているが、消費者に渡る時点では価格は下がっていない。トランプ大統領の関係で関税も気がかりな部分がある。これからのコメ事情がどうなるのかなと不安もある」

大粒で甘みが強い葉月みのり。JAえちご中越管内では、今年度650トンの出荷を目指しています。