走行中にマフラーから突然の出火…エンジンの不調に気付いた20代男性が車を停止させ、車内にあったペットボトルのお茶をかけて消し止めました。この火事で車体の一部を焼いたものの、運転していた男性にけがはありませんでした。

富山県警高岡警察署によりますと、20日午後4時半頃、高岡市上北島の市道で、別の車の運転者から「対向車線の車の後部から火が出ている」と110番通報がありました。

20代男性が運転する車のエンジンから異音がして、徐々に速度が落ちやがて停止。男性が車外に出ると後部のマフラー付近から火が出ていました。

男性はとっさに、車内に置いていたペットボトルのお茶をかけて消し止めたということです。この火事で男性の車の一部を焼きましたが、けが人はいませんでした。

男性によりますと、出発する際、エンジンのかかりが悪いような気がしたものの、いつものように始動したので走り出したといいます。その後、再びエンジンから異音がして走れなくなり、路肩に停止して車両火災に気付いたということです。

ペットボトルを飲みほさず、お茶が残っていたことで何とか消し止められた今回の車両火災…。警察と消防は21日、実況見分を行い、出火原因を調べることにしています。