19日午後8時すぎ、石川県能美市のIRいしかわ鉄道・能美根上駅で、誤って線路に転落した50代男性が貨物列車と接触しました。男性はホームと線路の間の隙間に入ったため、自力で脱出し、命に別状はないということです。

IRいしかわ鉄道によりますと、19日午後8時すぎ、能美根上駅の上り線ホームで、50代男性が誤って線路上に転落しました。男性は自力でホームに戻ろうとしましたが、腰の辺りまで上ったところで福井方面に向かっていた貨物列車と接触しました。

男性はホームと列車の間の隙間に入ったため、自力で脱出し、改札口に向かったということです。消防によりますと、男性は背中に痛みを訴え、病院に搬送されましたが、意識ははっきりしていて、命に別状はないということです。

IRいしかわ鉄道によりますと、能美根上駅は大きくカーブしていて、ホームと線路の間の隙間が広くなっている場所があるということです。

この影響でIRいしかわ鉄道は、小松駅と美川駅の間の上下線でおよそ1時間半にわたって運転を見合わせましたが、午後9時37分に運転を再開しました。