19日(土)は東京都心で最高気温28℃の予想となるなど、各地で熱中症に注意が必要です。さらに週末、注意が必要なのが、山手線などの運休。54万人以上に影響する見込みで、臨時休業を決めたお店もあります。

「“隠れ脱水”が起こりやすい」専門家が必要性を訴える“汗をかく体づくり”

短い春が終わりに近づき、やってきたのは外で飲むビールがおいしい季節です。

神奈川県川崎市でおこなわれている「屋台湾フェス2025」は、家族連れなどで賑わっていました。

男性
「やっと寒い季節終わって、外で遊べるなっていう感じ。楽しいイベントのシーズンやってきました」

男性
「(目当ての麻婆豆腐は)刺激が好きなんで、すごくおいしい。暑いとき汗をいっぱいかいて、その汗で冷やそう」

職場の同僚と来ていた人たちは、 たくさん飲んだ後のシメに、かき氷を堪能していました。

強い日差しがふりそそいだ18日の日中は、全国353地点で、今年の最高気温を更新し、各地で今年一番の暑さとなりました。

この暑さは週末にさらに高まり、関東甲信では30℃以上の真夏日になる予想のところもあります。

「春の熱中症」にも注意が必要です。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「(この時期は)暑さを感じにくいといわれている。暑さを感じるセンサーが十分に働かなかったり、暑さを感じても小まめに水分を取ろうという行動に移しにくかったり、“隠れ脱水”ということが起こりやすい」

体が暑さに慣れていない、いま、熱を発散しにくく、のどは渇きを感じにくい状態だといいます。

そこで必要だと言うのが「汗をかく体づくり」。

例えば、軽いジョギングなら15分程、ウォーキングなら温かい服装で30分程度行い、汗をかく訓練を行うと良いそうです。さらに…

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「入浴をすると、全身の血流が良くなって汗をかく準備ができます。1日10分程度でも良いので肩までつかる。体温よりも2~3℃程度高い湯船に入ると、体全体があったまってくる」

季節外れの暑さが続く日本列島。19日は東京や名古屋で28℃、各地でも「夏日」の予想となっています。